笛吹中央病院
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整形外科のご紹介

はじめに

 当院整形外科では種々の手術的治療をおこなっております。関節(特に肩関節、股関節、膝関節)や外傷(骨折など)に対しては特に積極的に手術を行っております。

 痛みを感じながらの生活は生活の質を低下させ、最終的には生活動作そのものを不可能にすることとなります。ヒトがヒトであると認識するために最も重視されるのは、直立二足歩行を行うということです。様々な原因によりこれが阻害されると、二足歩行によってせっかく自由になった上肢(手)を使うこともできなくなります。これではヒトがヒトらしく生きていけなくなります。保存的治療によってこれが改善されるのであれば、保存的治療を行います。しかしながら不自由な期間が短縮され、早期に社会復帰が可能となり、ヒトらしい生活を営むことができると考えられるのであれば、手術的治療は選択されるべきだとかんがえております。

 手術、麻酔というのはなんとなく怖さを感じるものです。当院では手術に関しては担当医が十分に説明を行うように心がけております。また、麻酔に関しては当院麻酔科医師が手術前のみならず、手術後にも必ず病室を訪れ、診察をおこなっております。常に、自分だったらどうするのか、自分の家族であったらどうするのかと自問自答しながら患者さんに治療法の説明をさせていただいております。関節が痛い患者さんが少しでも楽に生活できるようになっていただくことが我々のもっとも喜びとするところです。

笛吹中央病院 整形外科

当院でおこなっている治療についてご紹介します。
当院整形外科での手術は以下の通りです。

H28年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 0 2 2 2 5 1 2 5 3 4 3 1    
膝関節 3 0 1 0 3 2 2 2 1 2 2 2    
肩関節 1 1 1 1 0 1 1 2 3 0 0 0    
人工関節合計 4 3 4 3 8 4 5 9 7 6 5 3    
関節鏡 股関節 1 1 1 2 2 3 0 0 0 1 0 1    
膝関節 8 8 6 4 9 8 9 7 9 6 6 12    
肩関節 4 2 5 2 3 4 4 4 1 5 2 5    
関節鏡合計 13 11 12 8 14 15 13 11 10 12 8 18    
骨折 大腿骨骨折 9 5 3 4 2 7 5 3 9 5 8 3    
上肢骨折 1 1 5 1 1 2 2 2 0 3 1 3    
その他の骨折 8 3 8 2 2 4 8 8 7 8 8 8    
骨折合計 18 9 16 7 5 13 15 13 16 16 17 14    
その他の手術 15 16 15 18 12 17 25 17 12 20 14 16    
総合計 50 39 47 36 39 49 58 50 45 54 44 51    



H27年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 4 2 5 1 0 0 4 2 3 4 3 5 33 2.6
膝関節 2 0 3 1 1 6 3 1 3 4 2 5 31 2.6
肩関節 1 0 0 0 0 1 0 2 2 1 1 1 9 0.8
人工関節合計 7 2 8 2 1 7 7 5 8 9 6 11 73 6.1
関節鏡 股関節 0 0 0 2 0 0 1 1 2 0 1 0 7 0.6
膝関節 6 6 6 9 6 10 3 8 5 9 9 9 86 7.2
肩関節 2 3 4 2 2 4 4 7 6 7 3 1 45 3.8
関節鏡合計 8 9 10 13 8 14 8 16 13 16 13 10 138 11.5
骨折 大腿骨骨折 4 6 6 3 4 4 2 5 6 2 3 4 49 4.1
上肢骨折 3 1 11 2 1 5 5 2 2 3 4 3 42 3.5
その他の骨折 14 8 6 9 13 5 6 3 4 6 3 9 86 7.2
骨折合計 21 15 23 14 18 14 13 10 12 11 10 16 177 14.8
その他の手術 14 17 17 17 22 18 26 19 17 24 24 16 230 19.2
総合計 50 43 58 46 49 53 54 50 50 60 53 53 618 51.5



H26年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 4 1 2 2 1 0 2 3 7 3 1 4 30 2.5
膝関節 3 2 0 4 5 3 5 5 1 4 3 0 35 2.9
肩関節 0 0 0 1 1 0 0 0 1 2 0 1 6 0.5
人工関節合計 7 3 2 7 7 3 7 8 9 9 4 5 71 5.9
関節鏡 股関節 0 1 2 0 1 4 1 3 3 1 0 2 18 1.5
膝関節 10 5 8 7 5 4 10 6 7 7 3 7 79 6.6
肩関節 3 3 3 7 5 5 5 7 3 6 6 8 61 5.1
関節鏡合計 13 9 13 14 11 13 16 16 13 14 9 17 158 13.2
骨折 大腿骨骨折 6 1 2 5 1 3 3 4 7 6 8 5 51 4.3
上肢骨折 0 9 2 7 4 4 9 2 4 10 5 6 62 5.2
その他の骨折 2 4 7 16 7 12 9 6 7 11 5 10 96 8.0
骨折合計 8 14 11 28 12 19 21 12 18 27 18 21 209 17.4
その他の手術 11 3 9 19 16 25 35 22 18 19 20 22 219 18.3
総合計 39 29 35 68 46 60 79 58 58 69 51 65 657 54.8



H25年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 3 2 5 1 6 4 5 2 5 3 3 3 42 3.5
膝関節 5 3 2 3 2 2 5 5 2 2 3 1 35 2.9
肩関節 0 1 1 2 4 0 0 0 3 1 2 3 17 1.4
人工関節合計 8 6 8 6 12 6 10 7 10 6 8 7 94 7.8
関節鏡 股関節 2 3 3 2 3 2 2 2 3 3 2 1 28 2.3
膝関節 9 7 10 7 9 6 9 8 4 5 6 5 85 7.1
肩関節 7 9 4 12 7 2 7 3 4 5 4 3 67 5.6
関節鏡合計 18 19 17 21 19 10 18 13 11 13 12 9 180 15.0
骨折 大腿骨骨折 5 3 4 2 2 3 4 4 7 3 7 0 44 3.7
上肢骨折 4 3 2 5 3 5 9 3 3 4 10 1 52 4.3
その他の骨折 5 6 6 9 6 6 3 4 7 0 6 4 62 5.2
骨折合計 14 12 12 16 11 14 16 11 17 7 23 5 158 13.2
その他の手術 20 5 12 13 10 6 8 12 5 12 9 11 123 10.3
総合計 60 42 49 56 52 36 52 43 43 38 52 32 555 46.3



H24年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 1 3 3 7 5 4 3 2 7 0 4 3 42 4
膝関節 2 2 2 4 1 2 1 3 0 5 4 3 29 3
肩関節 2 0 2 1 0 0 3 3 3 0 1 3 18 2
人工関節合計 5 5 7 12 6 6 7 7 10 5 9 9 88 8
関節鏡 股関節 2 1 1 1 3 0 3 2 4 4 1 3 25 3
膝関節 2 1 2 1 3 7 5 8 2 9 3 5 48 4
肩関節 9 6 5 6 6 7 7 10 10 8 3 7 79 7
関節鏡合計 13 8 8 8 12 14 15 20 16 21 7 15 157 14
骨折 大腿骨骨折 1 4 6 4 6 2 8 3 3 4 3 3 47 4
上肢骨折 4 4 9 3 2 6 2 4 5 5 4 5 53 5
その他の骨折 3 9 7 4 5 6 13 11 3 8 5 5 79 7
骨折合計 8 17 22 11 13 14 23 18 11 17 12 13 179 15
その他の手術 11 8 7 13 10 8 11 8 10 16 8 7 117 10
総合計 37 38 44 44 41 42 56 53 47 59 36 44 541 46



H23年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
人工関節 股関節 4 2 0 5 2 0 2 3 6 2 2 5 33 3
膝関節 1 1 1 0 0 1 0 1 0 0 2 5 12 1
肩関節 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
人工関節合計 5 3 1 5 2 1 2 4 6 2 4 10 45 4
関節鏡 股関節 0 1 2 1 1 0 1 0 2 1 0 2 11 2
膝関節 0 1 2 0 2 0 1 8 3 2 1 3 23 2
肩関節 4 12 11 11 7 10 8 3 7 11 15 6 105 9
関節鏡合計 4 14 15 12 10 10 10 11 12 14 16 11 139 12
骨折 大腿骨骨折 3 2 1 1 2 3 2 1 5 5 5 5 35 3
上肢骨折 1 0 0 0 3 1 4 4 4 2 2 1 22 2
その他の骨折 3 4 4 4 7 2 4 1 3 1 2 1 36 3
骨折合計 7 6 5 5 12 6 10 6 12 8 9 7 93 8
その他の手術 10 2 6 8 9 9 7 6 8 7 9 12 93 8
総合計 26 25 27 30 33 26 29 27 38 31 38 40 370 31

@人工関節

1. 肩関節
肩の腱板断裂(肩関節関節鏡の項参照)が広範囲におよんでしまう場合には肩の人工骨頭置換術を行っております。引き込まれた腱板を引き出すことによって肩関節の機能を回復するものです。全身麻酔で行い、手術時間は1時間から1時間30分です。術後は安静の期間が必要となりますが、確実な腱板修復を期すためには必要な時間となります。
写真1 肩関節
写真1
2. 股関節
股関節の軟骨が変性し、痛みをともなう場合や、股関節の関節内で骨折をおこし他の手術(股関節の項参照)が不可能であると判断した場合には人工関節置換術を行っております。手術まで時間的にゆとりがある場合には自分の血液を貯める自己血貯血を行い手術に望んでおります。手術は全身麻酔で行います。手術時間は1時間から1時間30分です。患者さんの骨の状態によっては骨セメントを使用することもあります。
手術の翌日から起立歩行訓練を開始し、できるだけ寝たきりの時間を短縮するように工夫してリハビリを行っております。リハビリは当院のスタッフが患者さんのベッドサイドから始めます。
写真2 股関節
写真2
3. 膝関節
股関節と同様に膝関節の軟骨が変性し膝の変形や痛み、運動制限を引き起こし正座ができないなどの症状に対し、他の手術(膝関節の項参照)が不可能と判断した場合には人工関節置換術を行っております。手術には自己血貯血をおこなうこともあります。全身麻酔で1時間から1時間30分程度の手術です。手術の翌日から起立歩行訓練、可動域訓練(膝の曲げのばしの訓練)を行っております。リハビリスタッフが手術の翌日から付き添って訓練を行っております。
写真3 膝関節の術前写真4 膝関節の術後
写真3:手術前(写真左)は膝関節の変形が著明でしたが、術後(写真右)はまっすぐになっています。

A関節鏡

胃カメラでは胃の中にカメラを挿入して胃の中を検査します。場合によっては胃の中の出血を止めたり、一部を摘出して検査に出したりします。これと同じことが整形外科領域でも行われています。
胃ではなく関節の中にカメラを挿入して観察したり治療を行ったりするものです。胃カメラのように柔らかい素材ではなく硬い素材です(写真4)。
胃カメラでは口や鼻から入れることができますが、関節は外につながっていることはないので、入り口を作ります。そこから棒を関節内に挿入し棒の先についているカメラで関節内を観察します。また、別の入り口を作成して棒の先に付いている道具を用いて関節内の病変に対して治療を行います。
関節鏡視下手術では傷が小さく、出血も非常に少なくすみます。また、術後の痛みも比較的少ないのが特徴と言えます。ただし限界があるのですべての関節の痛みに対し関節鏡での手術が適応とは限りません。

写真4 関節鏡の器具
写真4:関節鏡の器具

1. 肩関節
肩関節の痛みを引き起こす病気は様々です(肩関節の項参照)。これらの病気に対して関節鏡での手術が可能であれば行います。横向きに寝て、腕を軽く引っ張った状態で手術をおこないます(写真5)。肩関節内を観察し、異常があれば、その場で対処します。別の入り口を作成して操作を行います。手術は全身麻酔で行い、手術時間は1時間30分から3時間程度です。
写真5 肩関節鏡手術時の形と術後の傷
写真5:肩関節鏡手術時の形と術後の傷
2. 股関節
股関節に対する関節鏡を行っている施設は全国的にも少なく当院での手術件数は多い方です。軟骨の変性が強い場合には人工関節置換術(人工関節の項参照)が適応となります。しかしながら、軟骨の変性が強くなくても股関節の痛みが出現するような患者さんもおられます。そのような方が関節鏡視下手術の適応となります。
股関節の痛みの原因として、最近話題になっているのは、FAI(Femoro-Acetabular Impingement)です。股関節の周囲に骨のでっぱり(骨棘といいます)ができることによって股関節痛が出現するというものです(股関節の項参照)。関節鏡を股関節の中に挿入し、痛みの原因となっている骨棘を削ります。その他、関節内の炎症を取り除いたり、壊れた軟骨を修復したりします。
手術では関節を開く必要があるので牽引手術台を用いて足を引っ張って手術をしております(写真6)。手術は全身麻酔で行い、手術時間は3時間程度です。
写真6:股関節鏡手術時の形
写真6:股関節鏡手術時の形
3. 膝関節
膝関節は現在もっとも関節鏡視下手術が行われている関節です。軟骨の変性が強い場合には人工関節置換術(人工関節の項参照)の適応です。しかしながら、膝関節の場合には若い方でも半月損傷や、前十字靭帯損傷などの主にスポーツに関連した怪我が多いのが特徴です。サッカー選手や相撲取りが膝の手術を受けたというニュースはよくテレビで流れています。こういったスポーツ外傷に対して関節鏡視下手術は非常に有効です。半月縫合(切除)や靭帯再建術を行っております(写真7)。
また、人工関節を行うまではないような患者さんに対し、膝関節の痛みを軽減するように関節内の洗浄などを行うこともあります。手術は腰からの麻酔もしくは全身麻酔で行います。手術時間は、30分から2時間です。手術の種類によって時間が異なります。
写真7
写真7

B骨折

1. 大腿骨骨折
大腿骨は人体で最も長い骨です。直立二足歩行を行うヒトにとっては必要不可欠な骨です。大腿骨が連続性を失うこと(骨折する)はすなわち荷重ができないこととなり、ひいては移動ができないことを意味します。つまり寝たきりになってしまう可能性が高いということです。もともと寝たきりの方であっても骨折部での動きは激痛を伴います。従って介護する側にとっても介護される側にとっても悲惨な状況を作り出すことになります。少しでも骨折前の状態にはやく近づけるようにするため当院では本骨折に対し早期に手術的治療を行っております。
手術では骨折した骨を金属で固定(写真8)し、早期からの荷重歩行を目標としております。できるだけ早期に手術をおこなっており、現在入院から平均1.5日で手術を行っております。
種々の御病気をお持ちの方が骨折をおこされることがおおいのですが、当院には内科、外科、脳神経外科の医師も在籍しており、他科の先生方と相談しながら手術を行っております。より安全にかつ迅速に対応するようにしております。
手術の多くは全身麻酔で行い、手術時間は20分から1時間30分程度です。術後は翌日からリハビリを行っております。可能であれば歩行訓練をおこないます。しかしながらリハビリには長時間を要することも多く、術後のリハビリは近隣のリハビリ病院にお願いすることもあります。
写真8 大腿骨転子部骨折に対する骨接合術
写真8:大腿骨転子部骨折に対する骨接合術
2. 上腕骨骨折
上腕骨とは二の腕の骨です。転倒などにより肩の近くで骨折を起こすことがあります。上腕骨での骨折は、肩を挙げることができない、肘を動かせないなどの症状を引き起こし、日常生活に支障を来します。最近ではこのような骨折に対しても保存的治療が有効とする報告が少なからず見られます。
しかしながら、早期に自分で動かすという目標を達成できるのは強固な固定である手術が最も優れていると考えております。手術は全身麻酔で、肩の前方や外側を切開し、金属を用いて固定します。手術の翌日からできる範囲での運動を開始します。
写真9 上腕骨骨折プレート、随内釘(右)写真9 上腕骨骨折プレート、随内釘(左)
写真9:上腕骨骨折プレート、随内釘
3. 手関節骨折
転倒し、手をついた際に手首の骨折を起こすことがあります。2本ある手首の骨のうち親指側にあるとう骨は骨折の好発部位です。ギプスなどの外固定による保存的治療も行われることがあります。しかしながら早期から手関節の運動を行い、手首や指が固まらないようにし、日常生活に早期に復帰することを目標に当院では手術的治療を行っております。
手術は全身麻酔で腕の付け根をしばり(駆血)出血しないようにしてから行います。骨折部を直接観察し、元の位置に戻し(整復)金属を用いて固定します。手術は全身麻酔で手術時間は40分程度です。手術後は手術中の固定性にもよりますが、特別な固定は行わず、翌日より自分で動かし(自動運動)ます。手術の翌日には自宅へ退院される方がほとんどです。

その他

 当院ではその他にも手足の骨折、バネ指のから変形性関節症に対する骨切り術も行っております。詳しくは各関節の項をご参照ください。

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